まずは、僕と刺燻との最初のエピソードをご紹介しましょう。
あれは、粉雪の舞う冬の寒い夜でした。あ、いや、太陽が照り付ける熱帯夜だったか……。
あの日、私は仕事を終え、いつも通り晩酌の準備をしていました。酒のアテは、もちろん大好物のたこの刺身です。
このあたりの海は、ミネラルを含んだ水が山から流れ込み、栄養分が非常に豊富。小魚でさえぷっくり身が肥え、魚介類からすれば"餌に恵まれた過ごしやすい環境"です。その上、ここのたこは、丹後のブランド貝「丹後とり貝」も食べていますから、相当な贅沢モノですよ。もう、おいしくないわけがない! 旨み、鮮度、身の締まり、3拍子揃って抜群です。
毎晩「 (゚д゚)ウマー」言うてました。
毎晩「 (゚д゚)ウマー」言うてました。
↑大事なので2回言いました( -`д-´)キリッ
そんなある日、調子に乗って真だこの刺身を仕込みすぎてしまったので、ちょうど開発中だった燻製の機械にぶち込んでみたんです。そして、いざ!実食!!
(;゚Д゚)!!
刺身の食感を残した、たこの燻製の爆誕でした。
刺身なのに、口の中に燻した香りが口から鼻にダイレクトアタック!
燻製なのに、コリッとした新鮮な刺身の食感が鎮座されております。
その後いろいろ調べてみましたが刺身の燻製という物はまだこの世になく、「刺燻」という名称もなかったため、人生初(今後一生ないだろなwww)の商標登録に踏み切りました。そして商品化にあたり、地元の水産業者「山一水産」に相談して商品化してもらった次第でございます。
ということで、お待たせしました! 史上初となる刺身と燻製の合わせ技「刺身な燻製・刺燻」発売です! 「たこ好き」を豪語する酒飲みと、「たこにこだわる」たこ焼き屋の私が自信を持ってお届けする、渾身の一品。ぜひ一度ご賞味ください!
これより下は店主の自己PRですので別に読まなくてもいいです(;´∀`)ヘヘヘ
私は幼少の頃から自分の店を持つのが夢でした。ですが知識も経験もなく、「いつかやれたらいいな」と思うだけで、大学を卒業後、36歳でこの店を創業するまで、高校講師や大手車メーカー期間従業員、焼き鳥屋に機械工具の営業配達サラリーマンと、まぁ最近のホームセンターの品揃えくらい、割と多様な業種で働いてきました。
そして何やかんやあってふと(激動過ぎて公には書けないので、何やかんやの詳細は店頭で笑)
「あ( ゚Д゚)このままだとつまらない人生で終わってしまうかも(-ω-;)」
「どーせ終わるならやりたかった事やって散ってやる(ง°̀ロ°́)ง」
そう思って宮津に店を構えることにしました。
ナゼ宮津か?
それは自分が田舎好きなのと、講師時代の3年間宮津で暮らしており、その時からこの町でずっと暮らしたいと思っていたからです。当時から魚介はもちろん、お野菜も抜群に美味しかったのを知っていましたから( -`д-´)キリッ
今は常連さんや地元の漁師さんに支えられながら毎日賑やかにやっています。お客さんは地元の人が多いですが、天橋立から車で5分ほどなので、観光の方も気軽に立ち寄ってもらえるフランクなお店です。おいしいたこ焼き作って待ってますから、ぜひ遊びに来てくださいねー!
ゲーム、アニメ、ニコ動などなど、マニアックなお話もウェルカムウェルカムです(^^♪